レーシックイメージ

レーシックの近視戻りについて

レーシックの手術を1年ほど前に受けましたが、一緒の時期に受けた患者さんで近視戻りになってしまった方に病院での術後1年の検査の時にお目にかかることができました。
担当の医師の話では、最近では滅多にはないことのようなのですが、角膜をレーザーで切除する屈折矯正手術を受けた後に視力が近視に戻ってしまう近視戻りを起こしてしまうことがあるそうなのです。
これをリグレッションと呼んでいるようですが、このリグレッションが起こる原因としては、角膜の治癒による屈折の変化が上げられます。
屈折矯正手術ではエキシマレーザーを使って角膜を削ることになるのですが、体自体の自然治癒力が、削られた部分を回復しようとしてもとに戻ってしまうことがあるというのです。
この時に角膜上皮が予想以上に厚みを回復してしまうと、手術で平面化した角膜の屈折がまた元にもどり、徐々に手術前の近視状態にもどってしまうといったことが起こることもあるそうなのです。
これは手術の方法によっても起こりやすいものがるようで、角膜上皮をはがしてレーザー照射を行うPRKやフラップが術後にはがれて角膜上皮が新たに再生するレーゼック、エピレーシックといった治療法に多く発生する現象のようです。
角膜上皮をフラップとして残すレーシックの治療法では、再生能力のない角膜実質層をレーザーで削ることになるため、近視の戻りが起きるということは滅多になくなっているそうですが、スポーツ選手のように激しい運動にも絶えられるようにとPRKの手術などを受けてしまいますと、こうした逆戻り現象に遭遇することもあるということなのです。
まあ人間の体ということで考えれば、非常に治癒能力が高いということで、本来は評価されるべきことなのですが、せっかく視力を回復するために角膜を削ったはずが、もとに戻ってしまうというのは、なかなかショックな事態であるといわざるを得ないと思います。
最近の高度なレーシック手術では、角膜の実質層にしっかりと切れ込みをいれ、最小限で最大の効果がでるようにコンピュータで分析、制御するようになっているため、ほとんどこうしたことは起こらなくなってきているといいます。
ですから、最新の技術で治療するかぎり、こうしたことを心配する必要はないということです。
目の手術というのは、誰しもが頻繁に受けるものではありませんから、なかなか全貌を理解することは難しいのですが、とにかく、想定外の様々なことが起こりうるということだけは、ある程度覚悟して手術に臨む必要があるようです。
ただ、その一方で年間の手術患者も既に二万人を超え、様々な症例が蓄積してきているため、その手術方法も日進月歩で進化していることも事実であり、もはやコンピュータが手術をしているといっても過言ではないほど、データに基づいてレーザーによる手術が行われるようになっていますので、一昔前とは比べ物にならないほどの手術精度が確立されていることも見逃せません。
したがってちょっと前には起きたような症状や合併症、後遺症といったものも、最近では最小限に食いとめらるようになっているということも事実として理解しておく必要があると思います。

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